米大統領選で圧勝したバラック・オバマ上院議員の秘策とは、ハイテク--つま
り、Eメール、ウェッブサイト、ネット動画、情報端末等の駆使--にあった。オバ
マ陣営は選挙戦当初から、有権者に数百万ものEメールを送り続け、オバマ自身の
ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)my.barackobama.com(マイ.バ
ラックオバマ.コム)を設定。ブルーを基調にした同サイトは、候補者の政策、生い
立ちが分かるだけではない。ストリーミング動画配信サイトYouTube等からの演説ビ
デオ等が豊富で、Tシャツなどのオバマグッズも買え、ビジターを飽きさせない。
オープンソース技術を駆使したmy.barackobama.comは、MySpaceやFacebookのように
自分用のサイトを設定できる。そのやり方もmy.barackobama.com(通称MyBO)のサ
イトに動画で説明されているといった具合。MyBOから郵便番号(ジップコード)を
入力すれば、地元のオバマ支持者グループを探せ、簡単に加われる。資金集めの自己
目標設定、近隣の有権者へのアプローチなど、簡単な情報入力で可能なユーザー・フ
レンドリーな扱いやすさ。こうしてネットを通じてボランティア活動の参加が、とく
に18歳から29歳までのネット世代の心を掴んで、計15万回に及ぶグループの会合
が起り、活動の指揮に有効に使われた。
選挙運動に必須の献金もクリック一つで献金画面に飛べ、クレジットカードで5ドル
といった小額でも献金できる。30ドル以上だとTシャツが献金者の自宅に届けられ
る。一度献金すると、献金者の情報が残る為、再度献金者に献金を募ることも簡単
だ。サンノゼ州立大学生ジェームスは「オンラインで15ドル寄付した。バイトで忙
しく、精一杯の生活だけど、これぐらいなら送れた。やたら戦争を始めたブッシュ政
権が終る。新しいアメリカにチェンジして欲しい」と希望を述べた。
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