というわけで、家の敷地を囲いたくなった昨今、お隣さんたちに
何と切り出したものか、頭を悩ませている。 理想的には、区画一
体のご近所集団で話し合うことらしい。それをするには誰かが幹
事さんにならなければならない。飲み会みたいだが、幹事さんは
けっこう気を使う。じゃあ、一人五千で、すみません、今回
ちょっと高めで・・・、なんて、なぜか悪くもないのに謝ったり
もする。 えーっ、俺、あとからちょっと顔出しただけだよ、みん
なと同じ額払うの嫌だよ、と露骨に断る人は日本にはあまりいな
い。だが、こちらのご近所さんには、うちはべつにフェンス欲し
くないよ、勝手に作れば、と言い捨てる人は珍しくない。飲み代
五千円を出さない人は実際に五千円分飲み食いしていないのだか
ら、理屈は通っているが、 フェンス代うん十万円を出さない人
は、出さなくても結局フェンスはできるのだから、もっとややこ
しい。 つまり、本当はフェンスが欲しくても、世の中にフェンス
なんて百害あって一利なしと、フェンス無用論者の振りをすれ
ば、お隣りが作ったフェンスの対面で自分の庭が自然と囲われ
て、タダでフェンスが出来てしまうわけである。
そんな思惑と駆け引きが渦巻くご近所一帯で、幹事を名乗り出る
のはちょっと・・・という気持ちと、なるべく早くフェンスが欲
しい気持ちとで葛藤している今日この頃です。
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