※画像は、イメージです。

それにしても日本は何かと話題が豊富ですね。インターネットのニュースサイトには次から次へとホットなトピックが目白押しです。日本に住んでいない私には、見出しを読んでも何のことだかさっぱりわかりません。ピアノマンとか、若貴の兄弟げんかとか、聖子の親子げんかだとか。

それに比べ、こちらは実に話題が乏しいです。日本みたいなテレビのワイドショーがないせいか、ニュースといえば、税金が上がるか上がらないかとか、金利が上がるか上がらないかとか、ガソリン代が上がるか上がらないかとか、それぐらいです。

この違いはなんだろう???

と突き詰めて考えてみました。日本のほうが奇想天外な国で話題に事欠かず、こちらのほうが退屈で平和で淡々とした国なのでしょうか。

いや、そんなはずはありません。こちらだって、話題を盛り上げたければ、いくらでもネタはあるはずです。例えば、ラッセル・クロウはボクシング映画の公開前に人を殴って逮捕され、からだを張ったプロモーションを展開しているし、マイケル・ジャクソンの顔の崩れ方もいよいよ大詰めに入り、あとは陪審員の鑑定結果を待つのみだし。べつに芸能ネタじゃなくても、日本だったら大衆紙やワイドショーが絶対見逃さないような面白いニュースはあるのですが、こちらはあっさりと見逃しているだけです。

つまるところ、この違いは国民性なんでしょうね。日本のほうが大衆文化が発達しているというか、盛り上げるマスコミと乗せられやすい大衆と、一緒になって楽しんでいる面があるけれど、こちらはやはり個人主義の社会。興味の中心は世間の動向よりも、自分のこと、家族のことであって、世間の話題には一般的にみな関心が薄いです。

ところで、日本でのホットな話題の一つに小泉首相の靖国参拝がありますね。先日、友人(中国人)とこんな会話をしました。

− 小泉首相の靖国参拝には日本国内の風当たりも強くなってきたみたいだよ。歴代の首相が反対したりとか。

− でも、強情だからやめないでしょう。

− 日にちをずらすだけでなく、靖国神社の中に入らないで、近くから境内に向かって参拝したりするかもよ。

− それでも、参拝したことに変わりはないよ。

− 普段着でぶらっと靖国神社の周辺を散歩して、突然、神社に向かって手を合わせるとか。

− いや、参拝の意思表示をしたら、格好やタイミングがどうであれ、参拝は参拝でしょう。

− じゃあ、自宅で靖国神社の方向に向かって手を合わせてもいけないの。

− それはいいんじゃない。完全にプライベートだし、誰にもわからないし。

− じゃあ、窓とか全部黒塗りで中が見えない車で靖国神社に行って、車の中から参拝するのは?

− うん、それも平気でしょう。だって、わからないもの。

− でも、車に乗り降りするときにマスコミに見つかったら、右翼の街宣車で靖国に行くみたいで、かえって印象悪くないか。

− 見つかっちゃえばね。

− ハローキティのぬいぐるみでも着て行って、その格好でお参りすればどうだろう。

− それがいちばん無難だね。誰にもわからないし、本人は直接神社で参拝できるし。

ということで、今年の首相の靖国参拝はハローキティの着ぐるみで、ということに決まりました。どうか、よろしく。