| 「MCI、Qwestからの73億ドルの買収提案を蹴って、Verizonへの買収を発表。」ヤンキーグループがその見解を発表
2005年2月17日
ヤンキーグループはこの買収の大きな理由はSBCのAT&T買収のように、エンタープライズ・マーケットへのアクセス、コスト削減にあると見解を発表しています。さらにMCIの中核であるワイアーライン・ビジネスは弱体化して残るため、売上は引き続き低迷し、新たな成長をもたらすことはないと想定しています。
この買収によって次のようないくつかの影響が考えられます。
Qwestの次の手は:AT&TとMCIが無くなってQwestのオプションは限られています。ワイアレス・マーケットにフォーカスし、新たな追加資本構成を強いられるということでは、Sprintが候補に挙がります。その次の候補としてはBroadwing,
XO, TelCove/KMCのようなSMBをターゲットとした企業があります。Qwestの全米に渡るネットワークとミッドマーケット・ビジネス・ユニットを考えると、このマーケット空間への動きには意味がありますが、MCIのスケールとマーケット・アクセスには敵いません。また、550億ドルの現金を持ったMCIはどの提携よりも最良の資本構成をもたらしたはずでした。
Verizonは全米に渡る複雑なデータネットワーク・マーケットに対するアクセスが可能になりました。MCIのコアな強みは複雑な企業データサービスの要求を特性化した大規模ビジネスマーケットの知識力にあります。このセグメントは約280億ドルの売上があります。VerizonはこのマーケットをそのEnterprise
Services Group (ESG)経由でシェア拡大する戦略を実行してきました。しかしESGの強さはそれぞれの地域での能力に依存してきました。多くの契約では、契約高の30%以下が地域外のソリューションで占められています。しかしMCIの買収によってこのESGの限界は打開され、一つの統合企業としてのマーケット戦略が可能となります。さらにMCIは全米に91の営業所を持ち、政府機関にも食い込んだAT&Tに次ぐ全米第二位の国際通信会社です。
VerizonとMCIによるコスト・シナジー:VerizonとMCIによるコスト・シナジーでの調整が期待できます。例えばVerizonは独自のMPLSネットワーク構築を中止し、代わりにMCIのネットワークを使用できます。MCIはCiscoのPowered
Networkパートナで、MPLSベースのプライベートIPネットワークの導入はすばらしいものがあります。またMCIのバックボーンに長距離、ワイアレス・トラフィックを使用することによりVerizonは支出を抑えることが出来ます。これによりMCIに新たな売上をもたらすでしょう。(現状VerizonはMCIにとって大口のホールセール提供者ではありません。)しかし、またこれはVerizonの現状のホールセール提供者からの売上を失うことにもなります。
VerizonのVoIPビジネス・マーケットへの参入:MCIは2002年7月にネットワーク・ベースのVoIP提供を最初にスタートさせました。MCIの有利性はミッドサイズのビジネスをターゲットにしていることです。しかしその成功は限られたものです。しかしVerizonは正式には独自のホスト型プラットフォームはスタートさせていません。そのためこの戦略的な製品分野でのMCIの経験と知識は役立つものです。さらにMCIはSIPとENUMのような先端のVoIP技術開発のリーダとして考えられています。
Verizonのエンド・ツー・エンドの国際ネットワーク提供:2004年の第三四半期にMCIは海外での売上として約10億ドルを報告しています。その多くはヨーロッパビジネスですが、140カ国に広がっています。このオペレーションはヨーロッパの金融センターからのローカル・アクセス・サービスの提供しながら、COLTのような現地キャリアと競合しています。Verizonはこのビジネスを保持するかどうかの決定が必要です。Verizonの営業地域での多くの国際企業にとって、これはコスト効率の高いエンド・ツー・エンド・サービスの提供を意味します。
SBCとエンタープライズ・マーケットにおけるVerizonの競争フォーカスはこの買収を引っ張ってきました。SBCのAT&T買収のようにコスト・シナジーからのものでした。
長期的には、この買収はVerizonにとってはよい動きです。マーケットからの無駄なコストを削減は健全なビジネスと売上の流れを確立するものです。
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