Yankee Group, SAPのthe On-Demand CRM戦略を分析
「SAP Finally Enters the On-Demand CRM Market with
SFA」から
2006年2月
「SAPアーキテクチャ・ビジョンは強力、しかしアプリケーションの深さは欠如」
今年の2月2日にSAPはSAP On-Demand CRMソリューションとロードマップを発表しました。中間層マーケットの上からエンタープライズSAPユーザをターゲットにしています。SAPはOn-Demand
suiteの価格をSFAで月額$75/ユーザから、今後に提供予定のセールス、マーケティング、サービスのフルパッケージで月額$125/ユーザとしています。On-Demandソリューション・アーキテクチャはシングルとマルチ・テナント・モデルのハイブリッドです。
SAPはそのアーキテクチャを「isolated-tenancy」(単一使用料)と呼んでします。また、それは多重使用料アーキテクチャの効率性と導入スピードで、単一使用料の高い可用性とリスク低減の組合せとしています。SAPはまた戦略的なIBMとの関係の延長も発表しました。IBMはSAP
On-Demand CRMソリューションのサービス用アプリケーションを提供するだけでなく、SAPユーザのCRM開発に関しても統合的なノウハウを提供します。
分析:
Yankee Group は2年以上もハイブリッド・モデルの重要性を唱えてきました。Yankee Group は最近セールス・マーケティング効果を調査するために315人のセールス・マーケティング担当重役に調査を行いました。調査は企業がSoftware
as a Service (SaaS)を選択するトップ理由です。
調査では「あなたの会社ではハイブリッド・アプローチ(SaaS)と伝統的なライセンスモデルの組合せ)を選びますか?」というものです。
51%が「多分」
30%が「はい」
19%が「いいえ」
という回答率でした。
SAPはハイブリッド・アプローチのパイオニアと言っていますが、Siebelと RightNowは独自のハイブリッド導入を提供しています。Siebelは複数の導入オプションとマイグレーション・パスを提供しています。SAPの発表と同様に、Siebel
On-Demand CRMは企業の業務ソリューションとして同じデータ・モデルとビジネス・ロジックで構築されています。RightNowは業務ベースやオンデマンド・ソリューションの機能を提供するだけでなく、プロセス向上の管理をするためにオンデマンド・ユーザに対して多重バージョンが可能です。
結果として、ユーザはこれらの導入選択に関して、オンデマンドと伝統的なアプリケーション間でのデータ共有が可能になります。またユーザはエンドユーザの拡張ニーズに合わせて、導入オプションをミックスすることが可能です。業務用ソリューションのインテグレーションでは将来的なマイグレーション・プランの考慮は重要なことです。統合モデルの基礎で、企業はSAPのOn-Demand
CRMからMySAPへの移行を簡単に調整することができます。
SAPはこの新しい単一的なモデルが、単一的使用料モデルの利益を適応することでアプリケーションの高い可用性があると主張しています。しかし単一的なテナント・モデルは必ずしも高い可用性を保障するものではありません。SAPは最高のデータ・センタで、トップの冗長性を確実にする必要があります。Salesforce.comは長期に渡って停滞を余儀なくされましたが、SLA(service
level agreements)に適合できる会社です。しかもその単一的な使用料金はデータ・プライバシをビジネスの問題点としたときには完璧なものです。多くのビジネスにとって企業データをどのようにデータベース、専用のデータ・ストアに分割するかは大きな悩みです。別の問題はTCOです。単一的料金はSAPにとってTCOを増加させることはいい知らせですが、ユーザには必要ないものです。
|